分野を問わず、文献を調査し、満足感を高める。学問は日々の積み重ね、小さくても少しずつ。
twitterの「今週の知的探求」と連動した企画です。
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目次
趣旨
せっかく読んだ論文や書籍もメモとか取っておかないともったいないですよね。
ここに印象的な部分などをメモしておきます。
※論文や書籍の内容をすべて理解したわけではないことが多いです。タイトルだけ見て、面白そうだと思って中をのぞいてみただけとか結構あります。悪しからず。
もし、論分や書籍の詳しい内容を知っていたらコメントなどしていただけるのは大歓迎です!
Absence of causality between seismic activity and global warming
著者:Mikhail Y. Verbitsky, Michael E. Mann, and Dmitry Volobuev
地球温暖化と地殻変動の関係性を調べた研究。結果的には相関がないことがわかった。
地球温暖化は温室効果ガスが主原因だと言われているが、他の要因として太陽活動や地殻変動が挙げられる。
そのうち地殻変動による温暖化は地震などによって地中のメタンなどが放出されて温室効果を起こすモデルが考えられている。
この研究ではconditional dispersionというメソッドを用いて地球気温と地殻変動、主に地震の大きさの関係を調べている。このconditional dispersionはよくわかっていないが、単に相関を調べるのではないのだろうか。
結果としては、CO2に比べ地殻変動との相関は薄いようだった。やはり温室効果ガスが有力のようだ。
コメント・疑問
condition dispersionというものを使っていたが、これは単純に相関を調べるのではだめなのかと疑問に思った。
地震やマントルのエネルギー”そのもの”が温暖化を引き起こす可能性はないのだろうか。
引用
Verbitsky, M. Y., Mann, M. E., and Volobuev, D.: Absence of causality between seismic activity and global warming, Earth Syst. Dynam., 15, 1015–1017, https://doi.org/10.5194/esd-15-1015-2024, 2024.
DOI https://doi.org/10.5194/esd-2024-10
太陽外層大気の観測方法と装置
著者:桜井隆, 小島正宣, 小杉健郎, and 柴田一成
今回は現代の天文学シリーズ「太陽」の第4章の中の学んだ内容を少しまとめてみる。
目指す解像度というものがあるようだ。太陽表面での光子の平均自由行程(mean free path)は70km程度。これは光子と太陽プラズマの散乱度合いから見積もることができる。地球と太陽の距離は1AU~1.5×108kmなので、解像度は(70km/1.5×108km)°~0.1''。
つまり、0.1秒角の分解能があれば良い。これより小さい構造は光子で散乱されるので残らない。ただし、偏光を観測する際はもっと解像度が必要。
偏光の生成
太陽表面の変更は太陽表面の「磁場」によって生成される。つまり、「偏光観測=磁場観測」。最も一般的な機構はZeeman effect(ゼーマン効果)。磁場の影響によって輝線や吸収線が分離。その分離の仕方と偏光のパターンから磁場の向きと強さが決定できる。すごい面白い。
コメント・疑問
教科書なので基本的な内容を学べた。太陽で研究したいよね。
引用
櫻井 隆,シリーズ現代の天文学第10巻「太陽」,,日本評論社,2009,,,,,https://cir.nii.ac.jp/crid/1020000782432520449
まとめ
今回から教科書で学んだ内容についても触れていこうかなと思っている。自分の知識の幅が狭いと感じたので、精進あるべし。